2014年7月3日木曜日

please please me と最初の曲、最後の曲

 the beatles のすごいところは探せば探すほど出てきますが、アルバムの構成について語られることは少ないと思います。特にthe beatlesの 全てのアルバムの最初の曲と最後の曲は、『1曲目として作られた曲』と『アルバムの中でもっともいい曲』を当ててくることで統一されています。レコードは円盤の外側が音質が良く、内側に向けて音質が悪くなるという特性があります(針を通す情報量に違いがあるため)。そのデメリットを気にせずに最後の締め曲に『最高の曲』を持ってくるビートルズは筋が通っています。
 中途半端ではなく。様式美。
ファーストアルバム『please please me』は


  

ベースがものすごいドライブ感です。ポールはこれをジャズベでもプレベでもなくバイオリン型ベースで弾いています。バイオリンベースはもっとフォロワーが多くてもよいと思います。そしてポールはこの最高のベースラインを弾きながらシャウトしているのです! 最後の曲は『twist and shout』 アイズレーブラザースのカバーになります。


 ジョンレノンが当日 風邪をひいて、痛めたのどでシャウトしたというのは有名な話です。 シャウトがあり、グルーブがあるのにポップ。これはソウルミュージックの特徴ですが ビートルズが演奏するソウルはよりポップでメロウ、特にアルバムの中でこの曲は最もメロウな曲の一つでもあります。 原曲のプロデューサーは後日『let it be』 を担当することになるあのフィルスペクターです。 ビートルズのバージョンもすごい太いグルーブだな、と思っていましたが、原曲も『音の壁』と呼ばれた独特の分厚いグルーブ、サウンドデザインです。

 

 ちなみによく似た曲名でJBの『please please please 』。このパフォーマンス大好きです。

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